鹿児島タニザキ民家暮らし体感の家 <民家再生ものがたり その7>

「田舎暮らしを楽しみたい」「囲炉裏のある古い家を暮らしやすく改築したい」など、
いろんな方の想いを形にしてきた民家再生の数々。
沢山の喜びの声を頂く中で、環境へのやさしさやもったいないと思う気持ち、
そして民家暮らしの心地よさを、もっと多くの方に感じてもらいたいと
思うようになりました。


そんな折、巡り合ったのが知覧に残る築百年の民家。
知覧屋敷の特徴である二ツ家造りの家です。
士族の分家とあって、自前の山から切り出した椨(タブ)や松の木を使い、
梁の大きさは70センチもあろうかという立派なもの。
戦時中には特攻基地に配属された兵士たちの宿泊所にもなったといいます。
壊すにはあまりに惜しい家。


そこで実現することになったのが、この家を知覧から移築、
“民家暮らし体感の家”として公開する計画です。
皆さんに再生の過程を見て頂き、さらに完成後はこの家で過ごして、
民家暮らしを存分に体感してもらいたいというわけです。


いよいよこの家が、2月9日に郡山で上棟の日を迎えます。
今なら、大きな梁をはじめとした数々の古材で組まれた骨組みや、
昔ながらの工法・継手などと現代工法を融合させた基礎もご覧頂けます。
古民家が新たな地で組み上がりゆく姿を
そして受け継ぐほっとする民家暮らしの一端を
みなさんもご一緒に味わってみられませんか。

「民家暮らし体感の家」上棟式・見学説明会のご案内

詳細はコチラ→



知覧屋敷の移築前


この家は、今では知覧を離れてお住まいの元家主Sさんが戦時下にあった幼少期から住んだ家。「天井は高く、客間は赤い壁で廻らされ、大きな梁が横たわる・・・幼心にも威厳を感じるような家だった」とか。
時が流れて家も傷み、きっと壊されてしまうのだろうと思っていた矢先の移築再生の計画に、「家が生き続けてくれるなんて嬉しい。もう住むことはありませんが、ぜひ再生の姿を見てみたい」と。
古き良きものを残したいという想い、そして良きものを受け継ぎたいという想い。そんな想いの結晶がこの”民家暮らし体感の家”なのです。


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